人工授精の流れは?成功率はどのくらい?リスクはあるの?

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妊活

妊活をはじめてしばらく経つと、次のステップである不妊治療が気になってきますよね。

さらに不妊治療の保険適用や助成金の拡充などの社会の流れを受け、そろそろ不妊治療を始めてみようかなと思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、なんとなく不妊治療を始めるのって勇気がいりますよね。

特に人工授精や体外受精などは、未知の世界のように感じてしまい、ハードルが高く感じる方も多くいらっしゃるかと思います。

・・・と、いうことで、本日のテーマは人工授精です!

勇気が湧かずに不妊治療に一歩踏み出せない方の不安を、少しでも解消できたらいいなと思っています。

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そもそも人工授精とは?

人工授精とはどのようなものなのでしょうか。

人工授精はAIH(エーアイエイチ)とも呼ばれ、事前に採取した精液を洗浄濃縮し、元気な精子だけを子宮の奥へ注入する方法です。

『人工』という言葉のイメージから、自然ではないような印象をお受けになる方も多いようですが、精子を子宮内に注入した後の受精、着床は自然妊娠と同じ過程をたどりますので、自然妊娠とほとんど変わりません。

ちなみに人工授精は日本ではなんと約70年前から行われているそうですよ!

では、人工授精はどのような行われるのでしょうか。

一般的な流れをご紹介していきます。

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人工授精の流れは?

まずは不妊治療を始めてからの一般的な流れをご紹介します。

検査結果やご夫婦の年齢などの事情によって進めかたは様々だと思いますので、あくまで参考までにご覧いただければと思います。

1、検査
2、タイミング法
3、人工授精
4、体外受精(顕微受精)

基本的にはこのようなステップで不妊治療を進めていくことになります。

 

人工授精を行うまでですが、1の検査で治療が必要なほどの原因がなく、2のタイミング法で妊娠されなかった方が、3の人工授精に進みます。

タイミング法とは、基礎体温や超音波検査などから排卵日を予測して、妊娠しやすいタイミングをアドバイスしてもらい、性行為を行うことです。

 

タイミング法から人工授精へのステップアップは、5〜6回のタイミング法で妊娠されなかった方がステップアップされること場合が多いです。

また、人工授精は洗浄濃縮された元気な精子だけを注入するので、検査の結果運動精子の数が少ない方や、年齢的に早期に妊娠をご希望の方などが早めにステップアップされることも多いようです。

 

では、ここから人工授精はどのような流れで行うのか、みていきましょう。

人工授精もタイミング法と同じように妊娠しやすい排卵のタイミングを超音波検査などで調べるので、実施する数日前からの通院が必要です。

1、月経周期10〜12日(排卵の2〜3日前)
超音波検査で排卵日を予測し、人工授精の実施日を決定します。

2、月経周期12〜14日(人工授精当日)
当日に精液を採取します。
ご自宅で採取して病院に持っていく方法と、病院の専用の部屋で採取する方法があります。
その後、洗浄濃縮された精子を子宮内に注入します。

3、人工授精翌日〜2日後
排卵の確認と黄体機能の確認を行います。
必要に応じて黄体ホルモンの分泌を促す注射などを行い、着床をサポートします。

4、人工授精2週間後
2週間が経過しても月経が来ない場合は妊娠の判定を行います。

 

体の中で行われることは自然妊娠と変わらないのに、超音波検査で排卵の予測をしたり、黄体ホルモンの注射をしてサポートしたりと、なんだか心強く感じますね!

このように行われる人工授精ですが、妊娠できる確率はどの程度のものなのでしょうか。

人工授精の成功率は?

実は人工授精の1周期あたりの妊娠率は5〜10%と決して高いとは言えません。

4周期以上行った累積の妊娠率は、40歳未満で約20%、40歳以上で10〜15%です。

人工授精で妊娠された方の90%近くは4周期以内であったことから、4回チャレンジして妊娠に至らなかった場合は体外受精にステップアップされる方が多くなっています。

 

やはり、ほとんど自然妊娠と変わらないというのは成功率も高くはないんですね・・・。

それでも、医療の手を借り少しでも確率が上がるなら、チャレンジしてみたいと思うのが妊活中の私たちの気持ちだったりもしますよね。

気になるのは妊娠率だけではなく、リスクがあるかどうかも予めチェックしてから望みたいですよね。

人工授精にリスクはあるの?

人工授精にはほとんどリスクがありません。

しかし、人工授精時のカテーテル挿入によって痛みを感じたり、少量の出血をすることもあります。
これはすぐ治るものなので、特に心配する必要はないでしょう。

また、稀に子宮や卵管などに感染が認められることがあり、その場合高熱がでたり、強い下腹部痛が起きたりしますので注意が必要です。

 

どの工程においても、医師の説明をしっかり受け、不安な点などはきちんと相談しましょう。
医師との信頼関係も大事になってくると考えられます。

 

不妊治療とは何も恥ずかしいことではありません。
人工授精を選択肢の一つとして、検討されてみても良いのではないでしょうか。

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まとめ

・人工授精とは洗浄濃縮された精子を子宮内に挿入する方法で、受精、着床は自然妊娠と同じ過程をたどる。

・タイミング法を5〜6回行っても妊娠しなかった場合に人工授精にステップアップすることが多い。

・実行日の2〜3日前、実施日、翌日〜2日後に通院する必要がある。

・成功率はあまり高くなく、4回チャレンジして妊娠に至らなかった場合はステップアップする方が多い。

・リスクはほとんどないが、カテーテルの挿入によって痛みを感じたり、稀に感染が認められるため注意が必要。

 

いかがでしたでしょうか?
少しでも不妊治療や人工授精へのハードルが下り、勇気を出して一歩踏み出してみよう!と思ってくださったら嬉しいです。

私たちは今後、今この瞬間よりも若いことはありません・・・。

早く始めれば始めるほど良い結果に結びつくと言われている不妊治療ですから、保険適用や助成金の拡充など、世の中が応援してくれている波にのって、多くの方が我が子を抱ける日が来るといいなと願っています!

 

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