高温期16日目は、生理予定日を過ぎていることも多く、妊活中の女性にとってはなんとも落ち着かない時期。
なかには、
・フライング検査をくり返してしまう
・体調や基礎体温の変化が気になり、神経質になってしまう
という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、
「腹痛や茶おりがあるけど、これって妊娠?生理??」
「基礎体温が下がった…生理が来てしまうの?」
など、この時期にありがちな疑問にお答えしています。
正しい知識を持って、高温期の時期を乗り越えましょう!
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高温期16日目フライング陰性?腹痛や茶おりは妊娠?生理?
多くの人は高温期14日ごろが生理予定日になります。
高温期16日目ともなれば、もしかして?!と期待しまいますよね。
フライング検査してしまったり、腹痛が出てきて妊娠?!生理?!とモヤモヤしたり・・・
あるいは茶色のおりものが出てくる場合もありますね。
そんな高温期16日目のモヤモヤをまとめています。
高温期16日目でフライング陰性だったら?
高温期16日目ともなると、フライング検査を試している方も多いでしょう。
一般的な妊娠検査薬は「生理予定日の1週間後から」とされています。
しかし実際に妊娠していた方のブログ等では『高温期16日目頃には陽性が出ていた』という声も多く、妊活女性の多くがフライング検査を試しているのではないでしょうか。
では、高温期16日目にフライング検査で陰性だった場合、やはり妊娠は難しいのでしょうか。
実際、妊娠していた場合は高温期16日目頃には陽性が出ることが多いです。
ただし場合によっては、妊娠していても陰性が出るケースがあります。
①排卵が遅れていた
基礎体温などから自己流で排卵日を特定している場合、実際の排卵タイミングとは数日ずれることがあります。
多くの方は、排卵日の翌日や、基礎体温の上がった日から「高温期1日目」として数えていると思いますが、排卵が遅れた場合、高温期のカウントも遅れることになります。
つまり、『高温期16日目だと思っていたけど、実際は13日目だった!』ということもあるのです。
その場合、フライング検査を行うタイミングが早すぎただけかもしれません。
②着床に時間がかかった
卵管で受精した受精卵は、約7~10日かけて子宮内膜にたどり着きます。
そこで着床を開始し、5~7日かけて完了すると言われています。
着床のタイミングには個人差がありますが、上記でいうと着床開始までに最長10日、完了までに最長7日もかかることになります。
妊娠検査薬は、着床とともに体内に分泌される「hCGホルモン(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)」が50mlu/mLを超えると陽性になるしくみ。
hCGホルモンは急激に分泌されるわけではなく、日にちごとに増えていくので、着床から間もないと分泌量が足らず、検査薬が陰性になることがあるのです。
①②とも数日たって再検査すると陽性に変わることもあるので、このまま生理が来なければ再チャレンジしてみましょう。
なお、hCGホルモンの規定量が25mlu/mLと少ない「早期妊娠検査薬」であれば、生理予定日から使えるようになっています。
早く結果が知りたい!という方は検討してみてくださいね。
高温期の長さの違い
また、高温期の長さも人それぞれです。
高温期が12日くらいの人もいれば、高温期が16日くらいまで続く人もいます。
そうなると生理予定日も変わってくるので、妊娠検査薬の反応に差が出ても不思議ではないですよね。
日頃から大体の自分のリズムを把握しておくことも重要です。
このように、理由はざまざまですが
高温期16日目でフライング陰性でも、「絶対に妊娠していない」というわけではなさそうですね。
では、腹痛や茶色のおりものなど、生理前によくある症状が出た場合はどうなのでしょうか。
生理前の症状なのか、妊娠による症状なのか。
その見極めかたをお伝えします。
高温期16日目の腹痛や茶おりは妊娠?生理?
生理前になると、下腹部が痛んだり、茶色のおりものが出るという方も多いのではないでしょうか。
腹痛や茶おりがあると、『生理が来てしまうのか…』とガッカリしてしまいますよね。
ところが、高温期16日目ごろの腹痛や茶おりは、妊娠が関係していることもあるのです。
①妊娠による下腹部痛、「着床痛」
妊娠すると、人によって「着床痛」と呼ばれる腹痛を感じることがあります。
(着床痛についてはこちら★)
これは受精卵が子宮内膜に着床し、根を張っていくことで感じる痛みで、個人差はありますが「チクチクした痛み」のように感じることが多いようです。
医学的に証明された現象ではなく、すべての妊婦さんが感じる痛みではありませんが、生理予定日の前後で起こることが多いため『生理痛かと思ったら着床痛だった!』という体験談も見かけます。
着床後も、妊娠したことで子宮が大きくなろうとして痛んだり、子宮まわりのじん帯が引っ張られて痛んだりと、下腹部痛が起こりやすくなります。
②生理の出血ではない、「着床出血」
「着床出血」は着床痛と同様、受精卵が子宮内膜に根を張ったときに血管を傷つけて起こる出血です。
(着床出血についてはこちら★)
着床出血も必ずしも起こる現象ではなく、妊娠全体の8~25%とまれではありますが、生理予定日の前後で起こることが多いとされています。
生理の出血との違いは下記のようなもの。
〇出血量が少ない…おりものに混じる程度から生理ナプキンが必要な程度、と個人差はありますが、多くても生理2日目ほどの量にはなりません。
〇血の塊がない…生理の始めごろは血の塊が混じることがありますが、着床出血では見られません。
〇1、2日で終わる…1回の出血だけで終わるか、長くても2、3日で終わることが多いです。
「着床痛」「着床出血」ともに必ず起こるものではありませんが、特徴を踏まえてみると生理との違いが分かるかもしれません。
そのまま生理のように出血が増えなければ、妊娠している可能性もありますよ!
腹痛や茶おりは、生理前とよく似ているだけに見分けが難しいですが、妊娠している可能性も諦めなくて良さそうですね。
では、同じく生理前の特徴である、「基礎体温の低下」はどうでしょうか。
基礎体温が下がったら、やはり生理が来てしまうのでしょうか?
体温が下がると妊娠していない?
生理前になると、高温が続いていた基礎体温が下がり始めます。
基礎体温がガクッと下がるのを見ると、やはり『生理が来るのか…』と思ってしまいますよね。
しかし基礎体温が下がったからといって、必ず生理がくるというわけではないのです。
基礎体温は、様々な要因によって一時的に下がることがあります。
①ホルモンバランス
基礎体温と密接に関係している女性ホルモンは、ちょっとした疲労・ストレスなどで乱れやすいもの。
ストレスが溜まっているとホルモンバランスが崩れ、基礎体温が一時的に上下してしまうこともあります。
②計測のしかた、時間帯
正しく基礎体温を測るには、毎日同じ場所で測ること、決まった時間帯で測ることが必要です。
多くの婦人体温計は舌の付け根で測るようになっていますが、口の中は場所によって温度が違うため、測る場所が変わると体温もずれてしまいます。
また時間帯も、起床時間によって前後してしまいがちですが、測る時間帯が変わると体温も上下してしまいます。
さらに計測中に動いてしまったり、トイレに立った後に測ったりすると、基礎体温が上がってしまうことがあります。
日頃から正しい計測方法で続けることが必要ですね。
そのほか、就寝中の室温など、さまざまなものが影響して一時的に体温が下がることがあります。
生活を見直し、正しく計測することで基礎体温が持ち直すこともあります。
正確に基礎体温を測ったうえで、もう少し様子を見てみましょう。
まとめ
高温期16日目でも、妊娠を諦めるにはまだ早いということが分かりましたね。
・フライング検査が陰性でも、妊娠している可能性はある(妊娠していても陰性が出ることがある)
・腹痛や茶おりは、生理ではなく妊娠によるものかもしれない
・基礎体温はホルモンバランスや測りかたによって前後する
これらフライング検査や体調の変化だけで妊娠を診断するのは難しいもの。
最終的には、検査薬の使用や病院の受診をするまで結果が分かりません。
だからこそ気の持ちようがなく、落ち着かない日々を過ごす方も多いでしょう。
でも、正しい知識を持っていれば、妊娠の可能性を推し量ることはできますし、無駄にガッカリしたり諦めたりする必要もありません。
さまざまな情報から状況を客観視して、リラックスして妊活を乗り越えましょう!
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