高温期6日目は、排卵後1週間近くが経ち、ソワソワと落ち着かなくなってくる時期。
そろそろ着床を意識する時期でもあります。
「この時期に症状があれば、妊娠のサイン!?」
「症状が何もないから、妊娠してないかも…」
と、体調の変化が気になる方も多いはず。
そこで、
・この時期に見られる症状
・妊娠の可能性
・着床との関係性
をまとめてご紹介します。
妊活初心者の方も、継続して妊活中の方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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高温期6日目に下腹部痛や腰痛があれば妊娠している?
受精卵が子宮内膜にたどり着き、着床を開始するまでには受精後7~10日かかるといわれています。
高温期6日目は、早ければ着床し始めるケースもあるようですが、一般的にはまだ着床前、その準備をしている段階です。
高温期6日目に下腹部痛、腰痛などを感じたとしても、妊娠(着床)したことによる症状かどうかは、一概に言えません。
他の原因によって下腹部痛、腰痛が起きている可能性もあるからです。
(着床による下腹部痛などの症状については、この記事の最後にまとめています。)
下腹部痛や腰痛などの症状は、生活習慣やホルモンバランスの乱れなどで起こることもあります。
また人によってはPMS(月経前症候群)が始まる時期でもあるので、のちに妊娠したとしても、しなかったとしても、この時期に妊娠以外の要因による下腹部痛などの症状は、表れやすいのです。
逆にいえば、この時期に症状が出なくても、まだまだ妊娠の可能性はあるのです。
諦めず、希望を持って過ごしましょうね。
下腹部痛や腰痛は、着床による可能性もありますが、まだ妊娠と関係のないケースも多いようですね。
では、基礎体温の変化はどうでしょうか。
高温期6日目に「基礎体温が下がった!」と不安になられた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
次に、基礎体温の低下と妊娠について、お伝えします。
高温期6日目に体温が下がっても大丈夫?
高温期6日目になって、基礎体温が下がる経験をした方も多いようです。
妊娠後は高温期が続いたり、さらに体温が上がることも多いので、基礎体温が下がっていると「妊娠できなかった!?」とガッカリしてしまいますよね。
ですが、高温期6日目の時期に1,2日基礎体温が下がるのは、問題ないことが多いので気にする必要はありません。
基礎体温は、疲労やストレスによるちょっとしたホルモンバランスの乱れでも変化しやすいもの。
また測り方や起床時間、気温などの影響も受けやすいので、一時的に基礎体温が下がっても、また持ち直していれば大丈夫です。
実際、高温期の途中で基礎体温が下がった…という方でも、のちに妊娠できたケースも多いようです。
ただ、早い人で高温期6日目に着床が始まっていたら、その基礎体温の低下は「インプランテーションディップ」である可能性があります。
「インプランテーションディップ」は、着床したときに一時的に基礎体温が下がる現象のことで、平均で0.2℃ほど低下します。
医学的に証明された現象ではなく、必ずしも起こる症状ではありませんが、ひとつの兆候として捉えることができます。
こちらも一時的な体温の低下であれば問題ありません。
ほかに着床のサインとなるような症状がないか注意しつつ、様子を見てみましょう。
なお、基礎体温の低下が何日も継続するようであれば、黄体機能不全の可能性があります。
黄体機能不全は不妊の原因にもなるので、気になれば病院を受診してみましょう。
基礎体温の一時的な低下は、妊娠できなかったわけではないようですね。
基礎体温は、着床のサイン(インプランテーションディップ)の可能性もあるので、毎日正確に記録できるよう、同じ時間、同じやり方で測るようにしましょう。
では、下腹部痛・腰痛や基礎体温の変化以外に、妊娠のサインとなる症状はあるのでしょうか。
特に「おりもの」は、女性のカラダの状態を示すバロメーターでもあります。
次は、おりものと妊娠の関係性をご紹介します。
妊娠していたらおりものにも変化があるの?
おりものは、生理周期によって変化したり、感染症など病気のサインになったりと、いつも女性のカラダの状態を示してくれています。
妊娠時も同様で、一般的に妊娠するとおりものが増えることが多いです。
通常の高温期はおりものが減っていく傾向にあるので、妊娠したときに「増えた」とまではいかずとも「減らないな」と感じる方も多いようです。
また、サラサラしている・粘りがあるなどの形状の変化や、白くなる・クリーム色になるなど色の変化も起こりやすいです。
おりものの変化は個人差が大きいので、逆に「おりものが減った」などの変化がある場合もあります。
人それぞれではありますが、妊娠すると何かしらの変化を感じる方が多いようですね。
ただ、高温期6日目ではまだ着床完了をしておらず、おりものの変化は後になって出てくることも多いです。
この時点で「おりものに変化がないから妊娠できなかった…?」と諦めずに、変化に注意しつつ様子を見ましょう。
なお、早い人では高温期6日目で着床開始していることがあります。
人によっては、「着床出血」という出血が見られるかもしれません。
「着床出血」は、受精卵が子宮内膜に根を張り、着床したときに傷がついたことで表れる出血です。
「おりものに血が混じる(茶色やピンクのおりものが出る)」
「ナプキンが必要な程度の出血が1,2日続く」
など、出血の程度には個人差があります。
また、着床出血が見られる確率は1~2割ほどなので、必ずしも起こる現象ではありません。
「生理がきた!?」と勘違いしてしまいそうですが、生理ほどの出血ではないことが多いので、1,2日で出血がなくなれば「妊娠のサインだったかも」と捉えておいて良さそうですね。
おりものも、高温期6日目では変化がなかったり、変化があってもまだ妊娠とは断定できなさそうですね。
ただ、「インプランテーションディップ」「着床出血」など、着床による症状もそろそろ気になってくるところ。
人によっては、着床によって下腹部が痛む「着床痛」もあるようです。
そこで次に、「着床痛」とは何なのか、どのような症状なのかをご紹介します。
着床痛とは?どんな症状があるの?
「着床痛」とは、受精卵が子宮内膜に根を張り、着床したときに起こる腹痛のことをいいます。
実際に妊娠した方のブログ等でも、
「着床の時期に下腹部の鈍痛があった」
「チクチクした痛み」
「子宮が引っ張られる感じ」
など、下腹部になんらかの痛みを感じた、という記載が多いです。
着床出血と同時に痛むことが多いので、「着床痛」などと言われているのですね。
ただ、「着床痛」は医学的に根拠のある現象ではありません。
妊娠したことで子宮の収縮が起こって痛む、という可能性も否定はできませんが、高温期6日目はPMSやホルモンバランスの乱れなど、ほかの要因でも下腹部痛が起こりうるのです。
また、着床時に何も症状が出なくても、のちに妊娠が分かったケースも多いです。
高温期6日目に感じる下腹部痛は、着床のサインである可能性もゼロではありません。
しかし、この時期に無症状だからといって、妊娠の希望を捨てる必要はないのです。
諦めずに、様子を見てみましょうね。
まとめ
ここまで下腹部痛・腰痛、基礎体温の低下、おりものの変化などの症状について見てきました。
高温期6日目では、
・早い人では着床が始まり、インプランテーションディップ・着床痛などの症状が出る場合もある
・着床の症状が出る人もいるが、ほかの要因による症状の可能性もある
・着床の症状は、出ない人も多い
ということも分かりましたね。
高温期6日目はようやく着床の時期が近づき、ちょっとした体調の変化が気になってくる時期ですよね。
ただ、はっきりと妊娠初期症状が出てきたり妊娠検査薬を使ったりと、妊娠を知ることのできる時期まではまだ日にちがあります。
また、まったくの無症状でも後に妊娠が分かった、という方もいます。
ストレスの溜まらない範囲で体調を気にしつつ、まだ希望は捨てずに、ゆったりと高温期を過ごしましょう。
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