妊活中の女性は、ちょっとした体調の変化にも敏感になりますよね。
何を隠そう私もその1人です(^^;
妊活期間が長くなればなるほど、「これって、もしかして妊娠の兆候…?」と期待してしまいませんか?
でも、高温期3日目は着床前の時期にあたるため、妊娠症状の情報が多くはありません。
「ネットで調べてみるも、よく分からない…」
「妊娠ではなさそう…」
とガッカリしてしまうことも多いと思います。
この記事では、「高温期3日目」に的を絞り、
・妊娠の可能性の有無
・妊娠以外で考えられる原因
をまとめています。
高温期の過ごし方の参考にしてみてくださいね。
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高温期3日目の症状は?下腹部痛やおりものは妊娠のサイン?
ちょっとお腹がいつもと違うと、「もしかして・・・?!」と期待してしまうものですよね。
高温期3日というと、排卵から3日です。
この時期にも妊娠の兆候は出てくるのでしょうか?
高温期3日目の症状は?
排卵後に卵子と精子が出会って結びついた受精卵は、7~10日ほどかけて着床するといわれています。
つまり高温期3日目は、受精していたとしても着床にはまだ早い段階。
一般的に着床時が妊娠の成立とされているので、この時期の症状は、必ずしも妊娠と断定できるものではありません。
とはいえ、早い人では「いつもと何かが違う…」と症状を感じる人もいるようです。
妊活女性の高温期3日目に見られた症状をまとめてみると、下記のようなものがありました。
(まずは妊娠の有無に関係なく、出現する症状だけを並べています。)
・基礎体温が下がる
・おりものの様子が変わる
・ほてり、微熱っぽい
・急激な眠気
・胃痛、胸やけ
・胸の張り
・腰痛
・頭痛
などなど…、感じる体調の変化は様々なようです。
でもこれらは、単なる風邪や体調不良でもよくある症状。
また、早い人ではこの時期からPMS(月経前症候群)が始まる場合もあります。
ささいな体調の変化から、妊娠かどうかを見極めるのは難しいですよね。
でも問題は、これらの症状に「妊娠の可能性があるのか」です。
少しでも可能性があれば期待してしまいますし、お酒やカフェインなどを控えるべきかどうかなんかも気になりますよね。
そこで、特によく見られた症状である「下腹部痛」「基礎体温の低下」「おりものの変化」について、妊娠との関係性を見ていきましょう。
高温期3日目に下腹部痛があったら妊娠している?
高温期3日目の時期に、下腹部痛を感じる人も少なくないようです。
腹痛とまでは言わずとも、「重い感じ」「モヤモヤする」などの違和感はよくあるようです。
では、この下腹部痛は妊娠と関係あるのでしょうか。
結論から言うと、妊娠によるものとは断定できず、直接の関連性は低いといえます。
のちに妊娠したとしても、しなかったとしても、高温期3日目に下腹部痛が起きる要因は他にもあるからです。
また、妊娠した場合に現れる「着床痛」が起きるにはまだ早い時期。
高温期3日目に妊娠と直接関係のある症状が出ることは、あまり無いのです。
妊娠以外の要因として考えられるものは、2つあります。
(1)排卵痛
排卵痛は、卵子が卵巣から飛び出る際の痛みで、感じる人と感じない人がいます。
排卵痛について、こちらに詳しく記事にしています(こちら★)
排卵日のみに起こると思われがちですが、3日間ほど続く場合があるのです。
排卵時の出血や、排卵後のホルモンバランスの変化(特に黄体ホルモンの増加)による痛みが、3日後まで続くことがあります。
中には、排卵時には痛みを感じなかったものの、3日目になって自覚する人もいるようです。
(2)PMS(月経前症候群)
PMSは生理前に起こる、腹痛や便秘、うつやイライラ…など様々な症状の総称です。
生理の数日前から始まることが多いですが、体質や体調によっては高温期の初期(生理の1週間以上前)から始まる場合もあります。
特に妊活中は、不安や期待でソワソワすることも多く、その心理状況がPMSに影響を与えることもあります。
ネット上では、のちに妊娠した方のブログに「高温期3日目に下腹部痛があった」などと書かれていたり、中には「下腹部痛は子宮が着床の準備をしているから」という推測も見つかります。
そんな情報を見ると、ついつい期待してしまいますよね。
でも、気にしすぎることでホルモンバランスに影響したり、関係のない腹痛が起きてしまうこともあります。
できるだけリラックスして、ゆったりした気持ちで待つのがベストですね。
少し残念かもしれませんが、下腹部痛と妊娠の関連性は、断定できないことが分かりました。
まだ妊娠を期待することもできないし、「下腹部痛がないから妊娠じゃないかも…」と落ち込む必要もなさそうですね。
次は、妊活の要である基礎体温について、妊娠との関連性をお伝えします。
基礎体温が下がったら妊娠していない?
高温期3日目に、一時的に基礎体温が下がるという症状も多いようです。
妊娠の兆候として「高温期が続く」ことは有名なので、基礎体温が下がってしまうと「妊娠してないのか…」とガッカリしてしまいますよね。
でも、高温期3日目の基礎体温の低下は、妊娠とは無関係なことが多いようです。
基礎体温は、そのときの体調やホルモンバランス、気温などの環境で変化しやすいもの。
特にホルモンバランスは、飲酒や疲労など、ちょっとした要因にも影響を受けやすいのです。
また、夏の熱帯夜やエアコン使用など、就寝中の室温によって変化が表れる場合もあります。
基礎体温で大事なのは「低温期・高温期の二相性になっているか」です。
1、2日だけ体温が下がったとしても、全体的に見て高温期が14日ほど続いていれば問題ありません。
この時期に基礎体温が下がっても、妊娠との関連性は低いので、ガッカリせず様子を見ていきましょう!
なお、基礎体温が下がったまま何日も上がらない、そもそも高温期にならない、などの症状があれば、黄体機能不全の可能性があります。
黄体機能不全は場合によって不妊の原因になるので、何周期も続くようであれば、病院で相談してみましょう。
下腹部痛も基礎体温も、高温期3日目の症状なら妊娠との関連性は低いようですね。
では、体調の変化をよく表している「おりもの」はどうなのでしょうか。
次に、妊娠とおりものの関連性をご紹介します。
おりものは変化する?
妊活中、おりものの変化を気にしている女性も多いと思います。
高温期3日目のこの時期に、おりものが増えた・減った、卵白のように伸びるようになった、色が変わった…など、変化が起きる場合もあるようです。
おりものは、妊娠すると量が増えるとされています。
おりものの増加に気づいたら、「妊娠かも!?」と期待してしまいますよね。
ただ高温期3日目はまだ着床前なので、妊娠は成立していません。
ですので、この時期のおりものの変化で妊娠の有無を判断することはできません。
おりものの形状・色・量は個人差が大きく、ホルモンバランスによっても左右されやすいので、妊娠症状かどうかは一概にいえないようです。
「おりものが減ったから妊娠できていないかも…」など一喜一憂しがちですが、
あまり気にせず、ゆったりと様子を見るほうが、自然なおりものの変化に気づくことができるかもしれません。
まとめ
・下腹部痛
・基礎体温の低下
・おりものの変化
・その他の症状
いずれも高温期3日目の時期では、妊娠との関連性は低いことが分かりました。
「妊娠かも!」と期待することもできないし、「症状がないから妊娠できなかった…」とガッカリする必要もなさそうです。
とはいえ妊活中は、
「考えてもしかたない」と分かっていても気にしてしまう…
ソワソワして検索魔になってしまう…
という方も多いと思います。
その気持ちを旦那さんや妊活中の友人などと共有したり、お風呂に入る・趣味を楽しむなどリラックスする時間を持ったりしてみましょう。
ストレスを減らすことでホルモンバランスが整い、より妊娠に近づけるかもしれません。
難しいかもしれませんが、焦らずゆっくり、赤ちゃんがやってくるのを待ちましょう!
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