「妊活には布ナプキンがおすすめ」
様々な情報収集を行っていると、一度は目にしたことがあるでしょう。
効果があると聞けば気になりますよね。
・洋服まで染みてしまわないか心配
・あまり馴染みがないし、近くの店で実物を見たことがない
こんなふうに、気になっていても躊躇している人もいるでしょう。
生理やナプキンに関しての話題は女性同士でも何となくしにくいかもしれませんね。
この記事では、布ナプキンのメリットや種類、基本的な使い方などを紹介します。
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妊活中に布ナプキンがなぜ良いの?
とにかく「温かい!」
布ナプキンのメリットはこれに尽きるといっても過言ではないでしょう。
妊活中かどうかに関わらず、すべての女性にとって「冷え」は大敵です。
体が冷えると、血管が収縮し、血液の流れが悪くなります。
子宮や卵巣は腹部の臓器の中でも奥(体表から遠いところ)にあり、体の表面が冷えたからといって影響はないという意見も中にはあります。
しかし、やはり血液循環は妊娠のメカニズムに大きく関わるものですから、滞らせない方が体によいのもまた事実といえます。
布ナプキンを実際に使ってみた感想で最も多いのは「温かいと感じる」ことです。
実際に基礎体温が上がったという報告もあります。
また、他にも、紙ナプキンを使っていて、こんなことが気になりませんか?
・皮膚トラブル(かぶれ、かゆみ)
・独特の臭い
・ムレ
・使用感(ガサガサした感じ、着けたときのひんやり感)
紙ナプキンには、肌に触れる面に化学繊維が使われています。
皮膚の弱い人には、かぶれやかゆみを引き起こす原因になります。
また、高分子吸収ポリマーが経血を吸ってゼリー状に固めます。
この高分子吸収ポリマーはプラスチックであり、ゼリー状になると冷たくなるんです。
風邪をひいた時なんかに使う、おでこに貼るあの冷却ジェルシートと同様の作用が起こります。
そりゃあ冷えるわ!と思ってしまいますよね。
独特の臭いが発生たり、ムレたりもしますね。
本来、経血は無臭なんだそうです!
蒸れることにより雑菌が繁殖し、嫌な臭いが発生します。
その点、布は通気性が良いので蒸れにくく、臭いも発生しにくいのです。
これらの不快感に当てはまる場合は、布ナプキンを選択肢のひとつとして考えるのもよいでしょう。
さらに、洗って繰り返し使えるのでゴミを減らせます。
妊活をきっかけに環境への配慮を意識し始めた人もいるでしょう。
石油製品の使用を減らすことにつながり、エコな活動のひとつになります。
布ナプキンにたくさんのメリットがあることが分かりました。
意外かもしれませんが、布ナプキンの使い方は難しくなく、気軽に使えます。
基本的な使い方をまずは押さえましょう。
布ナプキンの使い方は?
布ナプキンの使い方は、基本的に紙ナプキンと同じです。
一体型の場合はそのまま、ホルダー型の場合はパッドなどを重ねてショーツに固定します。
交換の目安も、紙ナプキンと基本的には同じ頻度でOKです。
経血量にもよりますが、目安は2~3時間(経血の量が特に多ければ1~2時間)程度ですね。
ただし、経血を吸収した状態で着けっぱなしにしていると、いくら布とは言え逆に体を冷やしてしまうので、早めに取りかえるようにしましょう。
初心者が一番不安なのは、やはりモレてしまうことでしょう。
布ナプキンを使い始めると自分の経血の量が予想より多く、驚いたという声もあります。
おすすめは、まず自宅でのリラックスタイムから使っていくことです。
量の少ない日やおりもの用ライナーとして使い始めて慣れていきましょう。
気になる場合は、念のため、紙ナプキンも一緒に着けておくと安心ですね。
自分の経血の量を把握しながら、少しずつ布ナプキンと付き合っていきましょう。
ズレも心配ですが、ナプキン自体が幅広につくられており、スナップボタンでしっかり固定されるので、ショーツを履いたときに体にぴったりフィットします。
布ナプキンが気になり始めて、実際にネットショップなどを覗いてみると、本当にたくさんの種類があることに驚いてしまうでしょう。
特にデザインが豊富で、見ているだけでウキウキしてしまいますね。
ここからは、布ナプキンの種類や選び方の基本を解説します。
どんな布ナプキンを選べばいい?
布ナプキンは、大まかにいうと、素材と形状で分類できます。
まず素材ですが、特に肌に当たる部分が気になりますよね。
ほとんどは、綿(オーガニックコットン)かリネンが使われています。
・綿(オーガニックコットン)
柔らかく肌触りのよい生地です。
かぶれやかゆみが気になる人におすすめです。
・麻(リネン)
通気性のよい生地です。
表面がサラッとしており、汚れが落ちやすいのも特長です。
丈夫な繊維なので長く愛用できますが、肌触りが少し硬く感じる人もいます。
次に、形状では大きく次の4つに分類できます。
・一体型
吸収体や透湿防水布などを重ねて羽根付きナプキンのような形に縫製されたものです。
1枚で使えるので、初めて本格的に布ナプキンを使う人におすすめです。
・ホルダー型
ナプキンを固定するホルダーです。
折りたたみ型ナプキンやパッドなどをセットして使います。
・折りたたみ型
四角いタイプでプレーンタイプやハンカチタイプとも呼ばれます。
吸収量が少なければ肌に触れる面を替えて連続して使えます。
たたみ方を工夫して厚さ調節でき、使い方の自由度が高くなります。
広げられるので、洗濯の際に乾きが早いのもメリットです。
・使い捨て型
使い捨てのパッドのみの製品です。
ゴミを減らすという観点ではそぐわないかもしれませんが、布ナプキンと使い捨て紙ナプキンの良いとこ取りですね。
外出先でも捨てられるのはやっぱり魅力かもしれません。。
↓こんな感じのもので、1枚あたり25、7円です。
コスパも特別悪くはないのは安心ですね。
お店によっては初めての人用に基本的な種類をセットして販売しています。
↓こちらは「お試し3日間セット」ということでオーガニックコットンのナプキン5枚と、さらに携帯用の袋と洗剤までセットになっています。
それだけじゃありません!
なんと!
「30日間返金保証」がついています!!
↓こんな可愛いふた付き収納BOXがセットになったものもありますよ♡
私こういうの好きです♡
いろいろ見比べて、お気に入りの1枚を見つけてくださいね。
布ナプキンの使い方で最も気になるのは「自分で洗わないといけない」ことではないでしょうか。
「やっぱり面倒くさいんでしょ?」と思っている方も多いと思います。
実は、慣れればそんなに面倒でもないんです。
布ナプキンの基本的なお手入れ方法を紹介します。
布ナプキンの洗い方は?
大きく4つの工程で洗います。
用意するもの:
つけ置き用の容器(ふた付きバケツなど)
アルカリウォッシュ(セスキ炭酸ソーダ)や重曹など専用の洗剤
私はこちらの野田琺瑯の持ち手付きのストッカーを使っていますよ。
味噌のパックよりひと回り大きいくらいのサイズ感です。
①大まかな汚れ落とし
軽く水洗いして表面に付着した固形汚れを落としておきます。
②つけ置き
水またはぬるま湯に洗剤を適量とかしてつけ置きします。
時間は2時間以上、長くて24時間くらいが目安です。
③すすぎ
きれいな水に替えてしっかりすすぎましょう。
洗濯機使用可能な商品なら、この段階で洗濯機で洗います。
④乾燥
よく絞って脱水してから形を整えて干します。
天日干しするなど、しっかり乾燥しましょう。
布ナプキンを専門に販売しているお店では、お手入れ用品も扱っています。
毎日付き合うものですから、お気に入りの道具を選び、無理なく生活に取り入れていけるといいですね。
まとめ
妊活中の私たちにとって、生理は正直歓迎できるものではありません。
でも、赤ちゃんを迎えるための準備を体がしているということですから、大切に付き合っていきたいものでもあります。
布ナプキンは「自分らしく」「快適に」生理と付き合っていくためのツールのひとつです。
様々な種類がありますが「こうしなければならない」という決まりはありません。
紙ナプキンの上に布のパッドを敷いて使ってもいいし、仕事中は紙ナプキン・家では布ナプキンというふうに使い分けてもいいのです。
自分の体をいたわるために、選択肢をひとつ増やしてみるのもよいでしょう。
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