妊活をしているからでしょうか。
最近よく聞く「腸活」という言葉。
実は、腸内環境は妊娠のしやすさとも深く関わっていることが分かってきました!
なかなか妊娠できない…と悩んでいるあなたも、もしかしたら腸内環境が原因かもしれません。
この記事では、
・腸と妊活はどう関係しているの??
・腸活って、何をすればいいの…?
などなど、妊活と腸の関係についてまとめています。
妊活に腸活を取り入れようかしら…と迷っている方も、ぜひ読んでみてください!
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妊活と腸活、腸内環境を改善したら妊娠しやすくなる?!
Instagramでフォローしている妊活セラピストさんが、この腸活の投稿をしていたんです。
腸の何が、妊活にどう関係あるの?と、想像つきませんが・・・
早速調べてみたら、納得!!
皆さんにもシェアしますね。
まずは、腸について、みていきます。
腸の働きとは?
「腸」とは、一般的には小腸と大腸のこと。
近年では特に、大腸の働きについて「腸内フローラ」などの言葉とともに取り上げられることが増えています。
腸の働きには、大きく分けると【消化・吸収】【排泄】【免疫】があります。
【消化・吸収】
口から摂取した食べ物は、胃などを通ったのち腸にやってきます。
ここで食べ物に含まれる栄養素などを吸収し、全身に届けています。
また腸では、吸収した栄養素をもとにして、酵素やホルモンの合成も行っています。
【排泄】
栄養素を吸収したあとの不要物は、便として排泄されます。
また食べ物だけでなく、カラダに溜まった老廃物を浄化する機能も持っています。
老廃物を便とともに排泄することで血液も浄化され、血液がドロドロになるのを予防し、全身の血行を良くしています。
【免疫】
免疫とは、カラダに入ってきた細菌やウイルスと戦って、病気から守る働きのこと。
実は、全身の免疫細胞のうち6割ほどは腸内に存在しています。
免疫細胞は、ウイルスだけでなく老化因子やがん細胞もやっつけてくれています。
腸活は、アンチエイジングとも深く関わっているんですね。
腸が持っている働きは、ほかにもたくさんあります。
私たちが健康に活動するためには、腸がうまく働いてくれることが必要だということですね。
では、これらの働きと妊娠はどう関わっているのでしょうか。
腸の働きが健康のもとになる、ということは、子宮・卵巣の働きとも関係していそうですよね。
次に、妊娠と腸の関係について見ていきましょう。
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妊活と腸の関係は?
健康な生命活動のベースとなっている腸の働き。
もちろん、子宮・卵巣など妊娠に関わる器官ともつながっています。
では、腸の働きが悪いと、妊活にとってどのようなデメリットがあるのでしょうか。
●便秘による圧迫
腸は、子宮・卵巣のすぐ近くに存在しています。
便秘が長く続くと、溜まった便で腸がふくらみ、子宮・卵巣を圧迫することがあります。
●血行不良による機能低下
腸がうまく老廃物を排出してくれないと、血液がドロドロになり全身の血行が悪くなります。
子宮・卵巣へ流れ込む血液が少ないと、本来の機能が低下し、生理周期が乱れたり、卵子の質が下がってしまいます。
●卵子の老化
腸はアンチエイジングとも関わっています。
つまり腸の働きが悪いと、「卵子の老化」にもつながります。
老化した卵子は、若い卵子と比べると受精につながりにくかったり、受精しても細胞分裂がうまくいかず、着床までに至らなかったりと、妊娠率が低いことが分かっています。
●「脳腸相関」による脳への影響
実は、腸は自律神経などのネットワークを介して、脳ともつながっています。
腸と脳はたがいに影響を与え合っており、このことを「脳腸相関」とも言います。
脳のなかには、女性ホルモンの分泌を指示する「視床下部」という器官があります。
腸が不調になれば、それが脳内の視床下部にも影響を与え、ホルモンバランスが乱れることになります。
ホルモンバランスは、妊活にとって一番大事なもの。
これを健全に保つことが、妊娠への第一歩になります。
このように、腸の働きは妊娠にかなりの影響を与えています。
腸と子宮・卵巣は一見関係がなさそうに見えるので、驚きですね。
子宮や卵巣を健康に保つには、腸がうまく働いてくれないといけません。
では実際、どうすれば腸の働きを良くすることができるのでしょうか。
次は、日常生活で実践できる腸活の方法をご紹介します。
腸活って何をすればいいの?
腸活とは、腸内環境を良くするためのアクションのこと。
腸内環境を整えるために、日常生活でできる心がけをお伝えします。
(1)善玉菌を増やす
腸内には100兆個もの細菌が存在しており、そのことは「腸内フローラ」とも呼ばれています。
腸内細菌は「善玉菌」「日和見(ひよりみ)菌」「悪玉菌」に分けられ、善玉菌には腸内環境を整える働きがあります。
「日和見菌」はその時々で優勢なほうの味方になるため、悪玉菌が増えると一気に腸内環境が悪くなってしまいます。
ポイントは、善玉菌が優位な(日和見菌が味方になる)状況を維持すること。
善玉菌を増やすには、食べものを工夫するのが効果的です。
●善玉菌(乳酸菌など)の含まれる食べもの
善玉菌の代表である「乳酸菌(ビフィズス菌などを含む)」などを摂取することで、その数を増やすことができます。
乳酸菌は、ヨーグルト、味噌、キムチなど発酵食品に多く含まれます。
●善玉菌のエサになる食べもの
「食物繊維」や「オリゴ糖」など善玉菌のエサとなるものを摂取すれば、それを食べる善玉菌も増やすことができます。
食物繊維は、ごぼうやブロッコリーなどのほか、きのこ類や海藻類に多く含まれます。
またオリゴ糖は、バナナやはちみつなどから摂取できます。
●善玉菌が働く環境を良くする
青魚などに含まれる「EPA・DHA」は、善玉菌が増えやすい腸内環境に整える働きがあります。
EPA・DHAは缶詰でも摂取できるので、手軽に食べられるサバ缶などもオススメです。
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(2)便秘を予防する
便が腸内に長くとどまると、悪玉菌が増えるということが分かっています。
毎日スッキリ排便するためのコツは、日常生活にあります。
●ほどよい運動を習慣づける
●お腹を温め、冷えによる血行不良を予防する
また、トイレに座るときは、かかとを上げ、やや前傾姿勢で座ると、直腸がまっすぐになり便が出やすくなります。
妊活中の運動については▶︎こちらに書いてあります。
適度な運動は、便秘だけでなく妊活にとってもいい効果を与えてくれますよ♪
(3)自律神経を整える
「腸脳相関」のネットワークは、自律神経でつながっています。
つまり自律神経が乱れると、腸にも影響が出て、消化吸収や免疫などの働きが弱まったり、悪玉菌が増えて便秘・下痢が起こりやすくなります。
自律神経を整えるためには、食事や運動のほか、
●毎日6~7時間以上の睡眠をとる
●お風呂につかって体を温める
●ストレスを溜めない、リラックスの時間を確保する
なども効果的です。
以上のように、腸活にはさまざまなアプローチ方法があります。
いきなり全てを取り入れるのは難しいので、「食事から」「睡眠から」など自分にあった項目から心がけてみてはいかがでしょうか。
まとめ
腸は、「消化・吸収」「排泄」「免疫」などの働きを通して、体のさまざまな器官に影響を与えています。
子宮や卵巣も、便秘による圧迫や血行不良、卵子の老化など、腸からの影響を受けやすいということが分かりましたね。
腸活では「発酵食品を食べる」など食事の心がけも大事ですが、
「お腹を温める」「ほどよい運動をする」など妊活につながるものも多いですよね。
自律神経を整えることで、ホルモンバランスも良くすることができます。
妊娠とのつながりが深い、腸活。
ぜひ皆さんの妊活にも、取り入れてみてくださいね。
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