高温期4日目は、着床にはまだ早い時期。
それでも、
「ちゃんと受精したのかな?」
「もうすぐ着床かな?」
と、妊活の成果が気になり始める時期でもありますよね。
なかには体調の変化を感じる人もいるようです。
実際、この時期に妊娠のサインとなる症状はあるのでしょうか?
この記事では、
・高温期4日目に表れる症状
・妊娠との関連性
をご紹介します。
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高温期4日目の症状は?
高温期4日目には、下記のような症状が出ることがあります。
・基礎体温の低下
・下腹部が痛む・重だるい
・おりものが増える・減る、色や形が変わる
・腰痛
・ほてり
・眠気
・胃痛、むかつき
・胸の張り、痛み・かゆみ
・頭痛
ですがこれらは、のちに妊娠した人にも、しなかった人にも見られるようです。
高温期4日目は、卵子と精子が受精してできた「受精卵」が、のちに着床する子宮内膜へ移動している時期。
妊娠の成立は「子宮内膜に着床したとき」とされているので、高温期4日目はまだその前段階です。
妊娠(着床)すると症状が出始める人も多いですが、高温期4日目の時点で妊娠によるものと断定できる情報は、少ないのが現実です。
着床前とはいえ、症状があると「もしかして妊娠!?」と気になってしまいますよね。
特に、「基礎体温の低下」「下腹部痛」「おりものの変化」は、感じる人が多いようです。
それでは次に、これらの症状が妊娠によるものなのか、違う場合はなぜ起こるのか、気になって調べたので、共有していきますね。
高温期4日目に体温が下がったけど大丈夫?
妊娠のサインとして、「高温期が続く」という症状は有名ですね。
妊活女性は、基礎体温を測り高温期を保てているか気にかけている方も多いはず。
ですが高温期4日目に、基礎体温が下がることがあります。
急に体温が下がると、「妊娠してなかったのか」とガッカリしてしまいますよね。
ところが、高温期4日目に基礎体温が下がる症状は、妊娠の有無と関係ないことが多いようです。
理由は、そもそも基礎体温が、体調やストレス、ホルモンバランスなどによって変動しやすいものだということ。
ちょっとした疲労やストレスでホルモンバランスが乱れると、一時的に体温が下がることも多いのです。
1,2日の基礎体温の低下は、あまり気にしなくてよいようです。
また、着床時の症状として「インプランテーションディップ」というものがあります。
着床のときに一時的に0.2℃ほど基礎体温が下がる現象ですが、高温期4日目ではまだ着床に至らないので、その可能性は低いでしょう。
ただ、自己流で周期を数えている場合、たまに「高温期4日目だと思ってたけど、実際は7日目だった!」ということもあるようです。
高温期4日目での一時的な基礎体温の低下は、妊娠とは関係なさそうですね。
それでは、下腹部(子宮まわり)が痛む場合は、妊娠の可能性はあるのでしょうか。
妊娠との関連性と、ほかに考えられる要因を見ていきましょう。
下腹部痛があれば妊娠しているサイン?
高温期4日目に、下腹部が痛い、重く感じるなどの症状を感じる方も多いようです。
下腹部というと子宮・卵巣がある場所なので、「妊娠のサイン?」「着床した!?」などと期待してしまいますよね。
ただ、高温期4日目というと、先ほども書きましたが着床前の段階です。
下腹部痛もやはり、妊娠とは関係のない症状であることが多いようです。
では、妊娠以外で考えられる、下腹部痛の原因は何があるのでしょうか。
1つめは、PMS(月経前症候群)です。
PMSによる下腹部痛は生理直前に始まることが多いですが、人によって、また体調によって、高温期4日目頃から始まるケースもあるのです。
特に妊活中の高温期4日目は、期待や不安で気持ちが落ち着かず、その精神的なストレスがPMSに影響を与えることもあります。
この時点で妊娠かどうかはあまり気にせず、お腹を温めるなどの方法で痛みを緩和し、リラックスして過ごしましょう。
もう1つの原因は、排卵痛です。
排卵痛は、排卵時(卵子が卵巣から飛び出すとき)に起こる痛みで、普段から感じる人もいれば、全く感じない人もいます。
排卵痛の多くは排卵日当日に起こるのですが、まれに3日間ほど続く場合もあります。
また、排卵日には感じなかった痛みを、3日ほど経ってから感じる人もいるようです。
ほかにも、体調やホルモンバランスなど様々な要因で下腹部痛は起こります。
ちょっとした体調の変化に気づきやすい妊活中だからこそ、下腹部が痛むときは休む、体を冷やさないようにするなど、ゆったりと過ごすようにしましょう。
なお、立っていられないような強い痛みがある場合は、子宮筋腫など子宮・卵巣の病気である可能性があります。
我慢できないような痛みは我慢せず、産婦人科を受診しましょう。
基礎体温・下腹部痛、どちらも高温期4日目では妊娠との確かな結びつきはなさそうですね。逆に、症状がないから妊娠できていない…と諦めるにはまだまだ早いです。
では他に、妊娠のサインと分かるものはないのでしょうか。
特に「おりもの」は、女性の体調の変化をよく表しています。
次に、おりものと妊娠の関連性をご紹介します。
おりもので妊娠しているか分かる?
おりものは、生理周期、そのときの体調、病気の有無などで変化するもの。
今、体がどんな状態なのかを表すサインにもなっています。
実際、妊娠するとおりものの色や形状(よく伸びる・サラサラしているなど)が変化することが多く、特に「量が増える」という症状は多くの妊婦さんで見られています。
一方、高温期4日目の時期にも、おりものの様子が変わった、量が増えた・減ったなどの変化を感じる場合があります。
おりものに変化があると、妊娠や着床のサインかと期待する方も少なくないはず。
でも、何度も書きますがやはり高温期4日目は着床前の段階です。
この時期におりものと妊娠(着床)が直接結びつくような症状は、あまり報告されていません。
おりものはホルモンバランスなどによって変化しやすいので、そのときの体調、疲労、心理状況などで様子が変わることもあります。
のちに妊娠したとしても、しなかったとしても、高温期4日目頃のおりものと関連を断定することはできません。
明らかに異変がある場合(緑色をしている、量が多すぎるなど病気を疑うもの)以外は、ゆっくりと様子を見てみましょう。
まとめ
高温期4日目は着床前のため、どの症状も妊娠と断定することは難しいようですね。
また、「基礎体温」「下腹部痛」「おりもの」はいずれも、その時の体調やホルモンバランス、精神状況などで変化しやすいことも分かりました。
実際、のちに妊娠が分かった方のブログ等で、「高温期4日目にこんな症状がありました!」など体調の変化が書かれているケースもあります。
うまく受精し、着床に向かっているからこそ、ホルモンバランスに影響して症状が出た…という可能性もゼロではありません。
とはいえ高温期4日目の妊娠症状について、医学的な根拠のある情報は少なく、答えを出すこともできないのが現実です。
ちょっとした体調の変化に一喜一憂しないようにしつつ、症状のあったものをメモに残せば、妊娠した場合の次の妊活や、リセット後の次の周期の参考にすることもできそうです。
体調の変化も前向きに捉えて、無理のない妊活を頑張りましょう!
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